豆知識

2014年11月28日

日本で最初の歯医者さん

日本国内で、一番最初に「歯医者」さんとなったのは、小幡英之介という人です。

小幡英之介は、江戸時代のおわりに大分県中津殿町に生まれた人物です。

元は軍学者の家系の長男でしたが、成人後に上京し、当時の横浜で歯科医を開業していた、アメリカ人のエリオット医師に支持しました。

その後、明治政府によって定められた医術開業試験に合格し、「歯科」専門の医師となりました。

当時、「歯科」専門の医師は日本人におらず、小幡英之介が第一号の歯科医として認められました。

それは、明治政府が公布していた「医制」という法律内に、「歯科」という名称がなかったからです。
今現在の歯科医に最も近い科としては、「産科・眼科・整骨科及び口中科」というように、一専門医としてはかろうじて、「口中医」があるだけでした。

それはつまり、当時の医制では歯科医も医師も同じ、というように扱われていたことを表します。
2つの職種の間に区別はなく、歯医者はあくまで口中専門の「医師」だったそうです。
これを医歯一元制と言います。

そもそも、江戸時代後期から明治時代はじめの日本の歯科医療従事者として、口中医と呼ばれる人たちがいたと考えられています。

また、他にも入れ歯職人や、歯抜き専門の歯抜き師、歯の薬や抜歯をなりわいとしていた商人もいたようです。

しかし時代が変わり、医者として国家登録を義務付けられるようになってから、初めて「歯科医」として小幡英之介が登場しました。

彼は、開業試験を主催していた東京医学校に「歯科」での受験を申し入れ、第一号の合格者となりました。

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