豆知識

2016年11月 2日

「歯」と「胃腸」の意外な関係

「虫歯を放っておくと胃も悪くなる」と言われたことがある人は多いのではないでしょうか?
ここでは、「虫歯」と「胃腸」の明確な因果関係についてご説明しましょう。

一般的に消化器官といったら胃腸が思い浮かびますが、実は最初の消化器官は「口」なのです。
口に運ばれた食べ物は歯によって噛み砕かれ、消化作用のある唾液と混ざり合います。
よく噛めば、その分唾液に触れる面積が増えます。
消化されやすい状態になってから胃に送られるので、胃に余計な負担を掛けずにすむのです。

また、唾液には消化作用はもちろん、特に強い殺菌作用があります。
さらに、発がん性物質の働きを抑制する機能もあるので、よく噛んで唾液を分泌させることはとても重要なのです。

もし、虫歯や歯並びが悪い状態でものを食べ続けると、食べ物は十分に砕かれずに、しかも唾液とよく混ざり合うことなく胃の中に送りこまれることになります。
すると胃に対する負担が大きくなりますし、ついつい柔らかく食べやすいものばかり選択するので、栄養も偏ってしまいます。
若く健康であるときはいいのですが、加齢とともに胃に対するダメージは積み重なり、結果的に慢性的に胃の調子が悪くなってしまうのです。

実際、虫歯を治療したり、歯並びを矯正したところ、胃腸もよくなった方が多くいらっしゃいます。
噛むという行為はあまりにも日常的ですが、健康に対して大きな影響を持っていることがわかりますね。

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